2011/11/10

電子制御スロットル (Drive By Wire)のレスポンス


ハーレーダビッドソンのツーリングモデルには、2008年からスロットルケーブルの無い電子制御スロットル (Drive By Wire)が採用されています。
電子制御スロットルの場合は、スロットルグリップの開度とスロットルボディの開度が必ずしも同じではありません。
つまり、スロットルグリップを100%開けても、スロットルボディは50%しか開いていないことがあります。
この差が、スロットルを開けたときの反応の悪さとして出てくる場合もありますし、逆に滑らかで乗り易いと捉えられる場合もあります。
この電子制御スロットルが採用されてアイドリング時の空気を調整しているIAC (Idle Air Control)も無くなりました。
電子制御スロットルの場合は、スロットルプレートがモーターで動かされているのでアイドリング時でもスロットルプレートを少し開く事によってアイドリング時の空気をコントロールしています。そのため、アイドリング時でもスロットル開度は2.5-3%くらい開いています。(*スロットルケーブルタイプの場合は、アイドリング時のスロットル開度は0%です。)
この違いが、EFIのチューニング方法にも大きく影響してくるのですが、ここでは記述しません。
TTS、Direct LinkなどのEFIチューニングキットでは写真のように電子制御スロットルのレスポンスを乗り手の好みに設定する事が可能です。
スロットルケーブルタイプのように、グリップ側とボディ側の開度を同じにするこもできます。
EFIのチューニングキットでは、燃調や点火タイミングだけでなく、このようなことも設定可能なんです!!

EFIチューニングにご興味のある方は、お気軽にお問い合わせ下さい。
HRDでは、ダイノマシンを使わないEFIチューニングの講習もやっております。
詳しくは、HRDまで。

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