ハーレーダビッドソン用のEFIチューニングキットであるディレクトリンクを提供しているTechno Researchからチューニングエイド ”チューンビルダー (Tune Builder)”がリリースされました。
ディレクトリンクには高精度のVEオートマッピング機能が備わっています。
このVEオートマッピング機能は、大変なVEの入力時間を大幅に短縮してくれる大変便利な機能ですが、スクリーミンイーグルのスーパーチューナーやパワービジョンなどの他社のチューニングキットには使うことができませんでした。
このチューンビルダーは、Techno Researchの高精度VEオートマッピング機能を他社のチューニングキットでも使用可能にできる非常にパワフルなチューニングエイドキットです。
基本的には、スーパーチューナーに対してデザインされており、スーパーチューナーのVEフォーマットは、Techno Researchの方で用意されています。
また、嬉しいことのに対応するVEフォーマットが無い場合は、自分で作成することも可能です。
これによって、純正ECMの書き換えるリフラッシュタイプのチューニングキットであればVEオートマッピング機能を使用できるようになりました。
対象車両にプログラムしたキャリブレーションのVEテーブルをチューンビルダーのVEテーブルにコピーして貼り付けます。
ワイドバンドO2センサーを使っての実測空燃比を含む走行データをチューンビルダーを使用してサンプリング/記録した後は、VEのズレを算出し自動的に補正を掛けてくれます。
*非常に高い精度を持つTechno ResearchのVEオートマッピング機能ですが、これだけではVEを含めたチューニングは不十分です。
ECMは、人工知能ではないので乗り手の要望まで勝手に読み取って制御してくれることありません。
最終的には高い技術を有するチューナーが、乗り手の要望を聞き、車両のコンディション、エアクリーナー/エキゾーストシステムやカムなどのエンジンパーツによってサンプリングして得られたデータを基に総合的に判断してキャリブレーションを完成させていきます。
特に短いエキゾーストシステムや組み合わせの悪いパーツの場合はO2センサーの精度も悪くなりますのでチューナーの高い技術が必要となります。
車両の走行データをサンプリングしてチューニングを行うことは、EFIのチューニングにとって最も重要なことです。
テクノリサーチのチューンビルダーにご興味のある方は、HRDまでお気軽にお問い合わせください。
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