シリンダーヘッドは、以前にご紹介しましたので、その他のパーツを少しご紹介します！！
カム：
リフト量が、0.625"のハイリフトカムTR-625。これ以上のハイリフトには、ローラーロッカーアームが必要となります。ストックのカムが、0.484”と考えるとこれでもかなりのハイリフトカムです。
このカムは、少し特殊なタイプでして、２００５年以前のスプリング式のカムチェーンテンショナーが採用されている車輌を油圧式にアップデートする場合のカムデザインになっています。そのため、写真を見てもらうと分かるかと思いますがカムのスプロケットがサイレントチェーン用ではなく、現行タイプのカムチェーン用になっています。また、クランクケース側は、現行のカムよりも径が小さくなっており２００５年以前のクランクケースに合うようになっています。今回は、純正の油圧式カムチェーンテンショナーアップグレードキットにしましたので、オイルポンプも現行のリターン側の効率が大幅に上がっているものになります。非常に理にかなったバランスの良い組み合わせだと思います。また、社外品に比べ信頼性も高く、コストも抑える事が出来ます。
インテークマニホールド：
ステージ４のシリンダーヘッドともなると、ポートの加工もかなりのものになります。そのためインテークマニホールドもヘッドに合わせて加工をします。折角良いヘッドを組んでも他で抵抗になっていればその効果は半減となってしまいます。
それにしても美しいですね。良い仕事のエンジンパーツは、見ていてほんと飽きません。
今回は、S&Sキャブレターでしたが、インジェクションの場合も一緒でスロットルボディを加工します。
ピストン：
ピストンは、T-man特注のワイセコ鍛造ピストンです。
これで、Twin Cam 88"(1450cc)であれば98"(1606cc)、Twin Cam 96"(1580cc)であれば107" (1753cc)となります。
クラックケースのボアリングの必要はありません。これ以上のボアアップには、クランクケースの加工が必要となります。
シリンダー：
シリンダーは、純正をボアリングしたものです。
それにしても自分のエンジン用でないのが本当に残念です、、、、。
この他にも、T-man Performanceでは用途に合わせたエンジンキットやカム等のハイパフォーマンスパーツを数多くラインナップしておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
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