2020/07/14

114” M8 ローライダーS (M8 Lowrider-S)にT-man HRD002camを取り付けた結果は!

上のダイノグラフは、東京都三鷹市にあるハーレーダビッドソン三鷹さんにて114” M8 ローライダーS(M8 Lowrider-S)にT-man-HRD002カムを取り付けてチューニングした結果です。
赤線・・・・T-man-HRD002カムを取り付けた場合
青線・・・・114” M8 Lowrider-S (ストック)

馬力: 80.61 (ps) → 119.71 (ps)
トルク: 14.20 (kg-m) → 17.38 (kg-m)

ストックと比べるとトルク、パワーが、飛躍的に上がったことが良く分かります。
これだけの差が出ると全く別のエンジンになったとも言えます。
エアクリーナーは、T-man No Loss Air Cleanerを使用しています。

2020/05/06

ミルウォーキーエイト (Milwaukee Eight) の純正ブリーザーを切ってみた!


ハーレーダビッドソンのミルウォーキーエイトエンジン (Milwaukee Eight)の純正ブリーザーシステムはプラスチックで密閉されており分解は出来ないようになっています。
ということで真っ二つに切ってみました!


ツインカムのときのようにエンジンオイルを分離するバッフル(綿)とワンウェイバルブの役目をするアンブレラバルブの構造になっていました。

117"のM8にT-man M8-HRD002カムを取り付けた結果について。


兵庫県のKusunoki Custom WorksさんでT-man-M8-HRD002カムを117" M8 Touringに取り付けてEFIチューニングを行った結果が下のダイノグラフになります!


赤線・・・117" M8にT-man-M8-HRD002カムを取り付けた場合
青線・・・ストックの117" M8

比べてみるとその違いは一目瞭然ですね!
カムだけで、これだけパワー/トルクに違いが出るのはミルウォーキーエイトエンジン (Milwaukee Eight) ならではです。
ツインカムエンジン (Twin Cam)では、カムだけでこの領域までパフォーマンスを上げることは難しいです。

2000回転過ぎでトルクの谷が確認できますが、これは左右2本出しマフラーの特性になります。
D&DやHPIなどのしっかりとデザインされた2:1マフラーであれば、このトルクの谷もある程度解消できます。

ミルウォーキーエイトは、選択するマフラーやエアクリーナーなどによって大きく結果が変わります。
場合によっては、純正エンジンよりもパワー/トルクが下がってしまうこともあります。
見た目だけでなく、パワー/トルクを考慮される場合は、パフォーマンスを得意とするプロショップなどに相談して決められることをお勧め致します。

T-man-M8-HRD002カムは、弊社のオリジナルカムになります。
弊社のカタログにも商品の詳細を掲載しております。
こちらからダウンロード(PDF 35MB)できます。

ご興味のある方は、弊社までお気軽にお問い合わせください。

2020/04/28

ミルウォーキーエイト用のT-man-M8-HRD001カム!!


ハーレーダビッドソン金沢さんでT-man-M8-HRD001カムを107”ミルウォーキーエイトツーリング (M8 Touring)に組みました。
T-man-M8-HRD001カムは、T-man-M8-200 PSカムとT-man-M8-216-2PSカムの中間を狙ったカムになります。

今回は、ハーレーダビッドソン金沢さんから面白いデータを提供して頂きました。
下記のダイノグラフです。
排気量は、全て107”(1753cc)になります。
エキゾーストシステムは、全て純正スタイルの左右2本出しで、ヘッダーも純正と同じデザインです。
カムの特性を見るうえでは、非常に良い比較データと言えます。
M8エンジンは、エキゾーストシステムやエアクリーナーによる影響力が大きく、エンジンの馬力/トルク、特性が全く異なることがあります。


青線・・・T-man-M8-200 PSカム
赤線・・・T-man-M8-HRD001カム
緑線・・・T-man-M8-216-2PSカム

赤線が、M8-HRD001カムのパワー/トルク曲線になります。
グラフを見て頂くと低・中回転トルク型のM8-200 PSカム(青線)と中・高回転パワー型のM8-216-2PSカム(緑線)のちょうど中間を通っています。
低回転域でのトルク落ちを抑えながら、高回転域でのパワーも維持しているトルクとパワーを両立したオールラウンダー的なカムということを示しています。

弊社のカタログにも商品の詳細を掲載しております。
こちらからダウンロード(PDF 35MB)できます。

T-man Performanceのカムにご興味のある方は、お気軽にHRDまでお問い合わせください。

2020/04/27

M8-HRD002カムと124”ビッグボアキットの組み合わせ!!



ハーレーダビッドソン宮城さんでT-man PerformanceとHRDがコラボして製作したT-man-M8-HRD002カムとSuburban Speedの124” Big Boreキットを組みました。
車両は、114"のミルウォーキーエイトソフテイル(M8 Softail)です。

T-man-M8-HRD002カムは、ノーマルのエンジンに対してはパワー系のカムになりますが、このカムをビッグボアキットに組むと超トルクモンスターに化けます!

今回、Suburban Speedの124”になるビッグボアキットを選択したのにも理由があります。
Suburban Speedからは、114"/117"のM8エンジン(4.500"ストローク)を130”にするビッグボアキットもあります。
少しでも”ボルトオン(クランクケース加工なし)”で排気量を大きくしたい、少しでもパワーを上げたいという方には130”になるビッグボアキットはお勧めです。
しかし、今回は最大排気量/最大パワーを重視したわけでなく、トルクを飛躍的に上げながらも耐久性も考慮したいということでしたので、シリンダーの厚みに余裕がある124”ビッグボアキットを使用しました。
”ボルトオン”のビッグボアキットの場合は、ボアを大きくすればするほど、どうしてもシリンダーのライナーの厚みが薄くなってしまいます。
耐久性を重視した場合は、単純に考えるとライナーの厚みはある程度あった方が高くなります。

(*注:マフラーやエアクリーナーなどの選択によって結果が異なることがあります。)

これが、T-man-M8-HRD002カムとSuburban Speed 124"ビッグボアキットの結果です!

赤線・・・・・T-man-M8-HRD002カムとSuburban Speed 124" ビッグボアキット
青線・・・・・ストックの114" M8 Softail

とても同じバイクとは思えない結果になりました!
もちろん、シリンダーヘッド、スロットルボディはノーマルのままです。
低回転からのトルクが飛躍的に向上しています。
トルクが20kg-mに達しているので、これはツインカムのJIMS135”に匹敵する数字です!

4000回転過ぎからは顕著にトルクが低下していますが、これはシリンダーヘッドやスロットルボディがノーマルなので高回転でフローが足りていない可能性もあります。
しかし、シリンダーヘッドやスロットルボディがノーマルでこの成績は十分過ぎます!

既にT-man-M8-HRD002カム、もしくはT-man-M8-216-2PSカムを入れている方!
ビッグボアキットがお勧めです!
トルクモンスターに化けますよ!

弊社のカタログにも商品の詳細を掲載しております。
こちらからダウンロード(PDF 35MB)できます。

ご興味のある方は、HRDまでお気軽にお問い合わせください。


2020/03/31

HRDカタログ Vol.3


HRDのミルウォーキーエイト専用カタログのVol.3が完成しました!
Vol.3では、HRDとT-man Performanceのコラボレーションカムや、カムやビッグボアキットのダイノパワーグラフなどが多数掲載されています。
こちらからダウンロード(PDF 35MB)できます。 
HRD取り扱い商品にご興味のある方はお気軽にご連絡下さい。
HRDは、各メーカーと直接取引していますのでメーカーによってはカスタムオーダーも可能です。
また、エンジンキットなどはお客様のご使用に合わせて仕様を決めていきます。

2020/03/17

T-manとコラボレーションして出来たM8用HRDカムをリリースしました!

ハーレーパフォーマンス業界で高い評価を得ているノースカロライナ州にあるT-man Performance。
ミルウォーキーエイト用のカムとしては、T-man216(パワー型)、T-man200(トルク型)は、日本でもかなり有名になったと思います。

弊社がT-manの製品を推すのは、ズバリ実績です!
パフォーマンス業界では、よくダイノマシンでのパワーグラフをカタログなどで見ますが実際に同じパワーが出る製品は非常に少ないです。
弊社は、10年以上にわたりT-manのエンジンキットなどを扱ってきましたが基本的にT-manから提示されたパワー、もしくはそれ以上の成績でした。
(*T-manのエンジンキットは、カタログ販売とは違い、その仕様は基本的にカスタムオーダーになります。)
ボンネビルで世界最速記録を幾つも樹立しているHiro Koiso氏のエンジン、去年同じくボンネビルで世界最速記録を樹立した姫路市のKusunoki Custom WorksさんのエンジンもT-manが手掛けています。
また、日本でもVDAのドラッグレースで走っているトップクラスの車両にはT-manの手掛けたエンジンが少なくないです。
これだけでも、T-manの高い信頼性を窺い知ることができます。

そのT-manとHRDがコラボレーションしてミルウォーキーエイト用の新しいカムを2つリリースしました!
T-man-HRD001とT-man-HRD002の2種類です。

T-man-HRD001:
T-man-HRD001は、T-man200とT-man216の中間を狙ったカムです。
107” / 114“ M8純正エンジンの圧縮比用にデザインされた”ボルトイン”カムです。M8-200PSとM8-216-2PSの中間を狙ったカムです。低・中・高回転とバランスの良いオールラウンダーなカムです。


T-man-HRD002:
T-man216-2PSカムをベースにし、低回転でのトルク落ちを軽減し、更にパワーの向上を狙ったカムです。
114” / 117“ M8純正エンジンの圧縮比用にデザインされたアグレッシブなライダーにお勧めの中・高回転パワー型の”ボルトイン”カムです。
また、排気量アップした高圧縮エンジンに使用するとトルクモンスターになります!低回転からトルクが出るD&Dエキゾーストシステムなどの2 into 1系のエキゾーストシステムの組み合わせもお勧めです。


T-man Cam Spec:

HRDの最新カタログはこちらからダウンロードできます。
HRD Catalog Vol3

ご質問などありましたらHRDまでお気軽にご連絡下さい。