2011/07/02

ハーレーダビッドソンのO2センサーは、空燃比をどこまで測れるの?



ハーレーダビッドソンは、2006年のダイナモデルからナローバンドと言われるO2センサーを使用したクローズドループ フューエルインジェクションシステムを採用しています。
O2センサーとは、排気ガス内の酸素残有量を測るセンサーでジルコニアを使います。ジルコニアが反応することにより抵抗が変化します。これによりO2センサーを通る際に電圧(mV)が変動します。このシグナルをECM(コンピューター)に送り、その電圧からECMは、”実際”に燃えている空燃比を算出します。

それでは、ハーレーのナローバンドのO2センサーはというと、その名の通りNarrow(ナロー)とは「幅が狭い」と言う意味であり空燃比を測れる範囲が狭いということです。
表を見てもらうと分かりますが、正確に測れる範囲は、空燃比で14.68 : 1~14.24 : 1辺りです。
ハーレーのエンジンのことを考えれば13 : 1 前後に設定したいものです。もちろん、燃費には影響してきますが、、、、

ハーレー純正のプログラムでは、排ガス規制もあるので14.6 : 1くらい、つまりナローバンドO2センサーが一番正確に測れる値に設定されており非常に薄い状態となっていま
す。
これに加えてマフラーやエアクリーナーを交換すると、さらに薄くなりO2センサーによる補正にも限界があるのでインジェクションのチューニングをしていない場合は、エンジンに良いとは言えません。オーバーヒートやノッキグの原因にもなります。

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