エンジンのパワーを上げていくと、どうしてもガソリンを多く供給する必要がでてきます。
フューエルインジェクションシステムでは、燃料の噴射量を増やす場合は、インジェクターへの通電時間を長くします。インジェクターが同じであれば、一瞬のガソリン噴射量は一定であり、長い時間ガソリンを噴射させるしかありません。
しかし、噴射時間を長くするにも限界があります。特に高回転時には、長く噴射することはできません。
そこで、容量の大きなインジェクターの登場です。
スクリーミンイーグルからも数種類がラインナップ(写真:下)されています。
この中では、ドラッグレース専用に作られたV-Rodベースのデストロイヤーのインジェクターが一番大きいようです。普通は、まず使うことありませんが、、、、。
上の写真を見るとストックのインジェクターは、後輪出力で約100HPまでは使えます。
それ以上、もしくは近いバイクは、インジェクターの変更をお勧めします。
もちろん、インジェクターを変更した場合は、EFIチューニングキットでインジェクターのサイズを変更し、充填効率(VE)などのチューニングが必要となってきます。
マップをチューニングし直さないと、ECMはストックのインジェクターと勘違いしたままなので異常に濃い状態になる可能性があります。
余談ですが、200馬力を超えるようなモンスターエンジンでドラッグレースやボンネビルのような全開時間の長い場合は、インジェクターの容量を大きくしても、燃料ポンプ自体の容量が足りず圧力が保てなくなるので燃料ポンプのアップグレードが必要になります。
HRDではEFIチューニングのテクニカルサポート致します。
お気軽に、ご相談下さい。
業者の方、大歓迎です。
0 件のコメント:
コメントを投稿